温泉・銭湯で髪がギシギシ。毎週銭湯に通う美容師が原因と改善方法を解説☆
- 温泉や銭湯に行くと髪がギシギシになる…
- 肌はツルツルになったけど、髪はパサパサ…
- 温泉は好きだけど、髪の毛のことを考えると頻繁には行けない!
こんにちは!りょうです!
人の髪の毛は弱酸性に対して、温泉のお湯のほとんどはアルカリ性です。
アルカリ性のお湯が弱酸性の髪に長時間つくと、髪表面のキューティクルが開き、髪内部の栄養分が流れ出てダメージする原因となってしまいます。
これは美容院でカラー剤・パーマ剤を使用したときに、髪がダメージする原因と一緒ですね。
僕はこれまで13年間美容師をしてきましたが、髪がダメージする原因だけでなく、“もっと髪を良くするために出来ること”というのを徹底して研究してきました。
この記事では、温泉や銭湯に行くとなぜ髪がギシギシになってしまうのか?という原因と改善方法を徹底的に解説します。
この記事を読むことで、『温泉は好きだけど、髪がダメージするから嫌!』というような方も安心して温泉・銭湯に行く事ができるようになります♪
僕の美容人生13年間で学んできたことだけでなく、そこから見出した僕個人の考え方もわかりやすく発信していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
なぜ温泉・銭湯で髪が痛む?原因を解説☆
- “温泉”のお湯はアルカリ性。
- サウナの温度は約90℃〜100℃。
- 備え付けのシャンプーの洗浄力が強い。
- 長時間髪が濡れた状態でいる。
温泉や銭湯に行くと、お肌はツルツルになるのに、髪は傷んでしまう。
髪の毛は濡れている状態が最もダメージを受けやすいと言われています。温泉や銭湯では、どうしても髪が濡れている状態で長時間いることになりやすいので、髪表面のキューティクルが常に開いた状態になってしまいます。
キューティクルが開いた状態は、髪内部の栄養分が逃げやすく、髪から栄養分が無くなると健康な状態を維持できなくなるので、最終的に髪はギシギシになってしまいます。
でも、どうせ温泉に行くならゆっくり入りたいわ。
どうしても長時間濡れた状態が続く場合は、摩擦ダメージを減らすために髪をピンで留めるかターバンをしましょう。それをやるだけで状態はかなり変わりますよ★
温泉のお湯は髪を傷めるアルカリ性?
温泉のお湯は、酸性・中性・アルカリ性がありますが、ほとんどがカラー剤やパーマ剤と同じ『アルカリ性』で出来ています。
アルカリは、お肌に残っている古い角質を落とすので、肌はツルツルになりますが、髪のバリア機能と言われているキューティクルをこじ開けたり、髪と同じ成分のタンパク質を溶かす性質があるので、温泉のお湯に髪がつくと髪の毛はダメージしてしまいます。
カラーをしている人は色が抜けたり、パーマをしている人はパーマが取れる原因にもなってしまいます。
なので、温泉に入る際は必ず髪の毛がお湯に浸からないようにピンで留める必要があります。
サウナの“熱”が原因で髪はダメージする?
最近流行りのサウナもダメージの原因の一つです。
日本のサウナは温度が約90℃あり、乾式サウナという乾燥させるタイプのものが多いです。汗をかき新陳代謝が上がるので頭皮や健康管理にはいいのですが、髪には乾燥ダメージと熱ダメージを与えてしまいます。
髪は水分が無くなると乾燥しパサパサになり、熱が加わり続けると硬くなり、ゴワつきの原因にもなってしまいます。
髪が硬くなるのは、髪と同じタンパク質の『卵』に熱を加え続けると固くなる現象と一緒ですね☆
なのでサウナに入る際は、熱ダメージを抑えるためにサウナハットやターバンなどで髪の保護をし、サウナ後はトリートメントで栄養分(タンパク質)の補給をしっかりしましょう。
サウナで髪が傷む原因と改善方法は、こちらの記事でより詳しく説明しています♪
温泉・銭湯の備え付けのシャンプーはNG!
温泉や銭湯では、シャンプーを使う人がたくさんいます。なので備え付けのシャンプーは、アルカリ性の石油系シャンプーで、安価なものが多いです。
温泉のお湯がアルカリ性なのに、シャンプーもアルカリ性のものを使用すると、さらに髪を傷つけてギシギシになってしまいます。
ただでさえ髪のダメージの原因が多い温泉・銭湯なので、せめてシャンプーは弱酸性のアミノ酸系のものをお家から持っていきましょう。
温泉や銭湯に持っていく、オススメのトラベルシャンプー&トリートメント☆
シャンプー&トリートメントは、お気に入りのものがあれば、百均などで売っている小さい容器に移し替えて持っていくのがいいです。
ですが、理想は弱酸性のアミノ酸系シャンプーです。ここからは、実際に美容院でも販売されていて、手軽に持ち歩けるトラベルタイプのシャンプー&トリートメントを紹介させて頂きます♪
【ダメージケア&しっとり】フローディア ディープモイスト
参考セット価格:¥1,540(税込)
Amazon→¥1,100〜
楽天市場→¥1,320〜
Yahooショッピング→¥1,360〜
- 太毛・硬毛
- しっとり感・まとまりを求めている方
フローディアディープモイストは、栄養分たっぷりで、質感はしっとり、おさまる髪に導いてくれます。
サウナでダメージして乾燥した髪や、熱ダメージで硬くなった髪を、柔らかく指通りのいい状態にします。
【ダメージケア&サラサラ】フローディア スリークモイスト
参考セット価格:¥1,540(税込)
Amazon→¥1,100〜
楽天市場→¥1,320〜
Yahooショッピング→¥1,360〜
- 普通毛〜太毛・硬毛
- 髪に柔らかさを求めている方へ
フローディアスリークモイストは、栄養分たっぷりで、柔らかく滑らかな指通りに導いてくれます。
サウナや、日頃のドライヤー・アイロンなどの熱ダメージで硬くなった髪を柔らかい状態に仕上げてくれます。
【カラー&パーマケア】フローディア スリークライト
参考セット価格:¥1,540(税込)
Amazon→¥1,100〜
楽天市場→¥1,320〜
Yahooショッピング→¥1,360〜
- 細毛・軟毛〜普通毛
- サラサラ感を求めている方へ
フローディアスリークライトは、絡まりやすい髪を、サラサラで艶のある髪に導いてくれます。
温泉のアルカリダメージや、繰り返しのカラーやパーマによる薬剤ダメージをケアし、滑らからな髪に仕上げてくれます。
【細毛・軟毛】フローディア スプリングリフト
参考セット価格:¥1,540(税込)
Amazon→¥1,100〜
楽天市場→¥1,320〜
Yahooショッピング→¥1,360〜
- 細毛・軟毛
- ボリューム感、弾力を求めている方へ
フローディアスプリングリフトは、ボリュームの出にくい髪に、弾力を与え、根本から立ち上がる髪に導きます。
年齢を重ねて細くなった髪を、ハリコシがあり、しなやかな髪に仕上げます。
温泉ダメージを受けた髪にはヘアマスクトリートメントがオススメ♪
温泉・銭湯のお湯が原因で傷んだ髪は、髪の中のタンパク質が不足し枝毛・パサつきなどの原因になってしまいます。ヘアマスクトリートメントは週に1〜2回の使用で髪に必要なタンパク質を補給できるので、温泉・銭湯で使用するのは特にオススメです♪
ヘアマスクトリートメントは、美容院でやるトリートメントに近い成分を補充できるので、ダメージが気になる髪に使うとツヤ感・指通りの良さを特に実感しやすいです★
【癖毛・広がり・パサつき用】イオ ディープマスク
参考価格 ¥3,300(税込)
Amazon→¥2,500〜
楽天市場→¥1,909〜
Yahooショッピング→¥2,180〜
イオディープマスクは、癖毛用ヘアマスクトリートメントです。湿気により広がる髪もおさまりやすく、しっとりした髪に仕上げてくれます★
ヘアマスクトリートメントの中では価格がリーズナブルで試しやすい♪
【ダメージケア・保湿】オージュア クエンチ ニュートリエント
参考価格 ¥4,730(税込)
Amazon→¥5,700〜
楽天市場→¥5,080〜
Yahooショッピング→¥4,730〜
美容業界トップメーカーのミルボンが、ワンランク上のヘアケアをするために開発したブランド【Aujua(オージュア)】。
クエンチニュートリエントは、乾燥ダメージ対策用のヘアマスクトリートメント。温泉・銭湯で受けたダメージをケアし、潤いのあるしっとりした髪に導いてくれます★
濡れた髪はアウトバスをつけてすぐに乾かそう!
髪が濡れている状態はダメージしやすいので、お風呂上がりはなるべく早く乾かしましょう。
ただでさえ温泉のアルカリダメージや、サウナでの乾燥&熱ダメージで髪には負担が掛かっているので、髪を乾かすときは、必ず“洗い流さないトリートメント(アウトバス)”を使用し、髪への負担を抑えるようにしましょう。
温泉・銭湯の後は、栄養分(タンパク質)をたっぷり補充できるミルクタイプのアウトバスがオススメです☆
エルジューダ サンプロテクト エマルジョン
参考価格:¥3,080(税込)
Amazon→¥2,300〜
楽天市場→¥2,035〜
Yahooショッピング→¥2,183〜
オススメのアウトバスは、『ミルボン エルジューダ サンプロテクト エマルジョン』です。エルジューダは髪のダメージの原因に合わせて選べるミルボンのシリーズ。
シリーズの中でも、サンプロテクトエマルジョンは温泉・銭湯後に特にオススメ♪
- ダメージ補修成分 ケラチンタンパク質CMADK配合
- 保湿成分 バオバブエキス&スクワラン配合
- SPF30 PA++++で紫外線からも髪を守る。
温泉によるアルカリダメージは、ケラチンタンパク質CMADKが補修し、サウナなどの熱ダメージで硬くなった髪は、“保湿成分のスクワラン”が柔らかくまとまりのある状態にしてくれます。
更に、年中気になる紫外線からも髪を守るので、アフターケアもバッチリ♪
ギシギシ髪を改善するためのQ&A
- なぜ温泉に髪がつくとギシギシになるんですか?
-
温泉のお湯はアルカリ性でできていることが多いので、髪の毛がお湯につくとカラーダメージ・パーマダメージを受けたような状態になってしまいます。
- 温泉に髪がつかないようにするためには、どうしたらいいですか?
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髪の長い方は、温泉のお湯に髪の毛がつかないようにゴムorピンorターバンで髪の毛をまとめるようにしましょう。
- 温泉・銭湯にある備え付けのシャンプーは使わないほうがいいですか?
-
備え付けのシャンプーは、安価な石油系アルカリ性シャンプーであることが多いので、使用すると髪を傷つけ、ギシギシにしてしまいます。なので温泉・銭湯には、髪・肌に優しいアミノ酸系シャンプーを持っていくのがオススメです。
- お風呂上がりに、すぐに乾かせない場合はどうしたらいいですか?
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すぐに乾かせない場合は、摩擦ダメージを減らすためにピンorターバンで髪をまとめたり、先にアウトバスだけつけるようにしましょう。
ただし髪の毛は濡れている状態が1番ダメージを受けやすい状態なので、基本的にはすぐに乾かしましょう。
まとめ
今回は『温泉・銭湯による髪のダメージ対策』について書かせて頂きました。せっかく“癒し”を求めて行ってるのに、肌はツルツル♪髪はバサバサ!になってたら残念ですよね…。
他の記事でも説明していますが、髪の毛はとってもデリケートなので、ちょっとしたことでダメージしてしまいます。
日頃からもしっかりダメージケアをし、温泉・銭湯に行くときはトラベルタイプのシャンプー&トリートメントを持参して、肌はツルツル♪髪もツルツル♪にして全身癒されちゃいましょう☆
ここまで読んで頂きありがとうございました!
en lil place(エンリルプレイス)
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黒川 涼(くろかわ りょう)